
メーカーや商社などの海外勤務をする可能性が高い業界では、新卒の面接で「海外勤務」について質問されることが多々あります。
海外に苦手意識がある学生は言葉を詰まらせかねない質問になるので、海外勤務の可能性が高い会社の面接を受ける際には、事前に回答を考えておくようにしましょう。
面接官が「海外勤務」について質問する意図
その学生が将来海外に転勤することになっても大丈夫かどうかを確認するために、面接官は海外勤務に関する質問を学生にします。
今は、商社や大手自動車・電機メーカーだけではなく、金融や中小企業でも海外に進出している会社が多いので、多くの新卒の学生が、将来海外で働く可能性があります。
海外勤務に関する質問には以下のようなものがあります。
- 海外勤務に抵抗はない?
- 新興国でも大丈夫?
- 海外で働くことについてどう思う?
外国に在住した経験がない学生は特に質問される可能性が高いです。最近の若者は内向き志向だからです。
中には、「欧米は大丈夫だけど新興国は嫌」という学生も居るため、「新興国でも大丈夫?」という質問をされることがあります。
「海外勤務」についての質問への適切な答え方
面接で「海外勤務」についての質問された時の回答例は下記の通りです。

海外勤務をすることになっても大丈夫?

海外勤務には是非挑戦したいと考えています。
海外に在住した経験はありませんが、大学生になってからアルバイトで貯めたお金で二度海外旅行に行ったこともあり、海外には強い興味があります。
また、独学でTOEICの勉強も行っており、将来は英語を使って仕事をしたいという強い意欲があります。
上記回答例のように回答する時に抑えておきたいポイントは下記の通りになります。
- 「海外勤務は問題ない!」と答える
- 海外への意欲を示す
それぞれ順番に説明していきます。
「海外勤務は問題ない!」と答える
「海外勤務は大丈夫?」と聞かれたら、嘘でも良いので、「大丈夫です!」と答えるようにしましょう。
「海外勤務はちょっと...避けたいです。」などと答えたら、確実にマイナス評価を貰うことになります。
海外への意欲を示す
「海外勤務は大丈夫です!」と答えるだけだと、説得力がありません。
自分の主張に説得力をつけるために、必ず具体的な事例を挙げましょう。
上の例の場合は、「大学時代に海外旅行に何度も行った」という箇所や、「英語の勉強をしている」という部分が、「海外勤務は問題ない」という主張を裏付けるストーリーになります。
自分が言っていることに納得間を持たせるためには、自分が過去に取り組んだことや、将来取り組もうと思っていることなどを、主張の後に付け加えることが大切です。
まとめ
ここまで説明した通り、面接の場で「海外勤務は大丈夫?」と質問された時には、意欲的に「問題ありません!」と回答するようにしましょう。
今の時代で海外勤務に抵抗があるようでは、どの会社でも内定を獲得できない可能性があります。
面接の場では海外勤務に前向きである姿勢を存分に見せるようにしましょう。
以上、『面接で「海外勤務になるかもだけど大丈夫?」と質問された時の適切な答え方』についてでした。