
新卒の就職活動の場では、資格に関する質問を聞かれる場合が多々あります。
そこで、この記事では資格に関する質問を受けた時に抑えておきたいポイントについてまとめました。
面接官が資格に関する質問をする意図
エントリーシートに資格について記載がある場合は、面接官は「その学生がなぜ資格を取ったのか」ということや「その資格をとるためにする努力」を聞くことによって、その学生の人柄や価値観を知りたいと思っています。
エントリーシートに資格に関する記載が全くない場合や、自動車免許しか資格欄に書いていない場合はその学生が「資格勉強をしなかったのか」や「なぜ、その学生は資格の勉強をしなかったのか」などを、面接官は知るために資格に関する質問をします。
ちなみに、エントリーシートに書ける資格には、以下の記事のようなものがあります。
資格に関する質問への適切な答え方
資格に関する質問は、エントリーシートに資格に関する記載がある場合にされることが多いです。
この質問に対する適切な答え方を下記の例を使って説明します。

ESにTOEIC800点て書いてあるけど、この結果を得るためにどのような努力をした?

私はTOEICでこのスコアを取るために、毎日3時間の勉強を約100日ほど継続しました。
何事においても、高い目標を達成するためには地道な継続が大事だと思っています。
TOEICへの挑戦の経験を通じて、コツコツと努力することの大切さを再確認することが出来ました。
御社に入社してからも、目の前のことを着実にコツコツとこなすことを大事にしていきます。
上記のように、資格の価値そのものをアピールするというよりは、資格を取るためにした努力を中心に答えるようにしましょう。
TOEIC800点は、確かに素晴らしいスコアですが、面接の場でTOEICのスコア自体をアピールしてもあまり意味がありません。
なぜなら、企業は学生の現時点の実力より将来のポテンシャルのほうに重点を置いて採用しようとしているからです。
TOEICだけに限らず、他の難易度の高い資格を持っている場合でも同じことが言えます。
必ず資格自体を自慢しないで、資格を取るまでにした努力に焦点を当てることにより自分の将来の伸びしろを面接官に感じさせることに、より力を入れて資格に関する質問に回答するようにしましょう。
資格に関する質問の具体例
エントリーシート(ES)に資格に関する記載がある場合には以下のような質問をされることが想定されます。
- なぜ資格を取ったの?
- その資格を取るためにどんな努力をした?
- 資格を取得するのに当たって、大変だったことは?
上記のような質問にしっかりと答えられるように、ESの資格欄に何かを記入した場合は特に自分の資格を取ったエピソードを面接前に整理しておきましょう。
まとめ
上述したように、面接の場で「資格」について質問された場合は、その資格を取るために行った努力について中心に話をするようにしましょう。
資格を取得するために費やした努力の過程を伝えることにより、仕事でも同じような努力が出来ることを面接官に連想させることが出来ます。
以上、『面接で「資格」について質問された時の適切な答え方』についてでした。