
この記事では、面接の場で「ストレスを感じた経験はありますか?」と質問された時の適切な答え方について解説していきたいと思います。
目次
面接官が「ストレスを感じた経験」を質問する意図
面接官が学生にストレスを感じた経験を聞く理由は主に以下の2つです。
学生がストレスを感じた経験談を聞くことにより、面接官はその学生がどの程度のストレスに耐えられるかどうかの「ストレス耐性」を測ろうとしています。
また、その学生がどのような状況でストレスを感じるのかを知ることにより、その学生の人柄を知ろうとしています。
ストレスを感じる状況は人によって異なるので、ストレスを感じた経験を知れると学生の人柄も知ることが出来ます。
「ストレスを感じた経験」を聞かれた時の適切な答え方
まず、面接の場で「ストレスを感じた経験」を聞かれた時の回答例は下記の通りです。

ストレスを感じた経験を教えてくれますか?

私がストレスを感じた経験は、レストランでアルバイトをしていた時です。
お客様に「何分くらい待ちそうですか?」と聞かれた私は、長い時間待たせなければならないことを、お客様に伝えることに申し訳なさを感じたため、実際より短い時間を伝えました。
結果として、お客様は私が伝えた時間が嘘だったことに対してお怒りになり、私はお客様からお叱りを受けました。
このストレス経験から、私はその場で後ろめたさを感じたとしても相手に都合の悪いことでも勇気を出して伝えることにより、後により大きなトラブルを生む可能性を減らせることに気がつきました。
非常に強いストレスを感じましたが、大切なことを学べました。
上記のように回答する際に抑えておきたい3つのポイントは下記の通りです。
- ストレスをどのようにして乗り越えたかを語る
- 今後も強いストレスに耐えられることを感じさせる
- 幼稚なストレス体験は言わない
回答例を交えて順番に説明していきます。
ストレスをどのようにして乗り越えたかを語る
ストレスを感じた経験を話すだけではなく、そのストレスをどのようにして軽減したのか、または乗り越えたのかも説明するようにしましょう。
上の例の場合だと、お客様からお叱りを受けたストレス経験から、このようなストレスを繰り返し感じないために、「相手にとって都合が悪いことでも勇気を持って伝えることの重要性」を学び、今後の行動に活かしています。
今後も強いストレスに耐えられることを感じさせる
強いストレス経験があったとしても、ちょっとじゃヘコタレナイ強さを感じさせるストーリーを話すようにしましょう。
社会に出て働き始めてからは強いストレスを多く経験することになります。
「ストレスに強い」ことを面接官に感じさせるだけで、他の学生より高い評価を貰える可能性があがります。
幼稚なストレス体験は言わない
ストレス経験を話すときには、その内容が幼稚なものにならないようにしましょう。
たとえば、「友達グループの間の対立」などの話題は、中学生の悩みのようなものなので幼稚だと言わざるを得ません。
同じストレス経験でも、社会人が理解出来やすいエピソードを話すようにしましょう。
まとめ
ここまで説明した通り、面接で「ストレスを感じた経験」について質問された時には、自身がどのように当該ストレスを乗り越えたのかをストーリー形式で話すようにしましょう。
また、社会人になった時も、同じようにストレス体験を乗り越えていけるということが面接官に伝わるような話し方をするように意識しましょう。
以上、面接で「ストレスを感じた経験」について質問された時の適切な答え方、についてでした。