
留年してしまった学生が就職活動を行うにあたって、最も頭を悩ませる問題の1つが「留年した理由をどうやって説明しよう...」というものです。
例えば留年した理由が「試験の日に寝坊してしまったから」の場合、そのまま正直に面接官に「試験日に寝坊したから留年しました...」と伝える訳にはいきませんよね。
面接の場で「留年した理由」を聞かれた時には、それなりに納得感のある理由を面接官に伝えなければなりません。
そこで本記事では、留年をした学生が留年した理由を作る時に役に立つ情報をまとめました。
本記事を読んで、無難な「留年した理由」を面接の場で話せるように準備してみてください。
目次
「留年した理由」を答える時のポイント
留年した学生が、留年した理由を答える時に気を付けておきたいポイントは以下の通りです。
- 失敗を素直に認める
- 留年した経験から学んだことも伝える
それぞれ順番に説明していきます。
失敗を素直に認める
面接の場で留年した理由を語る時には、必ず言い訳をせずに素直に失敗を認めるようにしましょう。
言い訳がましくなってしまうと、最悪です。
例え留年した最もらしい理由がある場合でも、留年した理由が言い訳のように聞こえないように注意しましょう。
社会人になって働き始めたら、多くのミスをするようになります。
ミスを言い訳をせずに素直に認める姿勢は、社会人として大事な資質です。
面接の場では「この学生はミスを素直に受け入れられる人間か」という面を評価されていると思うべきです。
留年した経験から学んだことも伝える
「留年した理由は?」と聞かれたら、留年した理由を答えるだけではなく「その留年した経験を通して学んだこと」も同時に伝えるようにしましょう。
社会は失敗経験から学ぶ学生を高く評価します。
留年という失敗をどのようにして乗り越えて、どのように成長したのかを面接官は注目しています。
留年した学生が就活で不利ではない3つの理由
留年した学生は、留年していない学生に比べたら就職活動では不利になると多くの人は考えていると思います。
しかし、そこまで大きなディスアドバンテージではないというのが現実です。
むしろ、考え方によっては留年経験をプラスにもっていくことさえ可能なのかもしれません。
留年というステータスが就活において必ずしもマイナスに働く訳ではない理由には下記の3つがあります。
- 留年した人なんてたくさんいる
- 留年した理由を聞かれないこともある
- 「失敗経験保持」というメリットがある
それぞれ順番に説明していきます。
留年した人なんてたくさんいる
古今東西、留年した人なんてたくさんいます。
どの大学でも1割程度の人が、ストレートで大学を卒業出来ないでいます。
留年したけれどもしっかりと就職活動に成功し、働いている社会人の方もたくさんいます。
浪人して大学に入っている人もたくさんいます。
留年により1年間遅れることは、なんら珍しいことではありません。
留年した理由を聞かれないこともある
これ、かなり大事なポイントです。
留年した学生は「留年した理由」を聞かれることを過度に恐れていますが、そもそも留年した理由を聞いてこない企業があります。
今あなたがこのページを読んでいるということは、留年した理由を面接官に聞かれることを恐れているのかもしれません。
しかし、もし面接官が留年した理由を聞いてこなかったら、その心配は取り越し苦労ということになります。
インターネットで情報を集めていると「留年した理由を聞かれなかった」という証言が多く見られます。
留年をしてしまった学生は、当然のように留年した理由をしっかりと準備するべきなのですが、留年した理由を聞かれないこともあります。
留年した理由を聞かれたなかった時には「留年したかどうか」が全く関係ないフェアな戦いになるということを覚えておきましょう。
「失敗経験保持」というメリットがある
留年というのは大きな挫折経験です。失敗経験です。
大きな失敗経験があるということは、それだけで有利になります。
「失敗を乗り越えたエピソード」というのは自分の強みを示す上で、とても役に立ちます。
「明らかな失敗経験などない」と言う学生も多くいるなかで「誰が見ても明らかな失敗経験を持つ留年経験者」は考え方によっては非常に有利なのかもしれません。
まとめ
上述したように、面接で「留年した理由」について質問されたら、素直に失敗を認めたうえで「留年という経験から学んだこと」を面接官に伝えるようにしましょう。
「留年」という失敗経験から多くの学びを得たのであれば、むしろ留年していない学生より高く評価されることが可能です。
マイナスに考えすぎずに「留年したという失敗経験を持っている」ということをメリットだと認識して、就職活動を進めるようにしましょう。
以上、『面接で「留年した理由」について質問された時の適切な答え方』についてでした。