
大学で勉強をしたことの集大成として取り組む「卒論」に関する質問も、面接の場ではされることがあります。
大学院生の場合は、研究内容を聞かれる可能性がより高いです。
目次
面接官が「卒論・修論」に関する質問をする意図
文系の学部生の場合、面接官が卒論について質問する意図は、その学生がしっかりと学業に取り組んでいたかどうかを確かめたいからです。
また、その学生が自分の卒論テーマを分かり易く面接官に説明できるかどうかの説明力もチェックされています。
理系大学院生が、メーカーの研究開発職を受ける場合は、修論について面接官に質問される場合があります。
この時の面接官の意図は「学生の研究内容が、その会社の研究開発に活かせるかどうか」や「学生の修論に取り組む姿勢」や「学生が修論を書くための研究で、どのように工夫したのか」を確かめることです。
「卒論・修論」に関する質問への具体的な答え方
卒論に関する質問をされた時の回答のポイントを、下記の例を使って説明します。

卒論テーマは?

私の卒論テーマは環境経済学についてです。
インターネット上で発表されているデータをもとに、各国のCO2排出量と様々な経済指標を比較することにより、環境破壊と経済成長の関係性を調べています。
要点だけを簡潔に
卒論テーマを聞かれたら要点だけを簡潔に話すようにしましょう。ダラダラと長々話すと確実に評価を落とすので気を付けましょう。
もし説明が不十分だったら場合は、面接官が追加の質問をしてくるので、短すぎて不十分になってしまうことを恐れる必要はありません。
長くてダラダラとした説明になってしまうくらいなら、短くて簡潔に話して不十分な内容になってしまうほうが、マシです。
卒論にまだ取り掛かれていない場合は今後の予定を話す
就職活動をしている学生のなかには、まだ卒論に取り掛かれていない学生も多くいます。
そのような学生はそもそも「卒論」に関する質問をされる可能性が低いですが、もし聞かれた場合には、今後の予定を話すようにしましょう。
理系大学院生はしっかりと準備しておくべき
理系大学院生の場合、修士論文の内容に関する質問は、新卒の就職活動の場において非常に重要なものになってきます。
面接前には、自分で実際に書き出したりすることにより、ガッツリと準備しておく必要があります。
まとめ
上述したように、面接で「卒論や修論の内容」について質問された時には、要点だけを簡潔に説明するようにしましょう。
要点だけを簡潔に説明するためには、事前に自分の研究内容についての理解が欠かせないので、事前準備が非常に重要になります。
また、学部生でまだ研究に着手できていない学生の場合は、今後の研究予定で良いので、簡潔に要点だけを面接官に説明するようにしましょう。
以上、面接で「卒論・修論の内容」について質問された時の適切な答え方、についてでした。