
新卒の面接で良く聞かれる質問には、ゼミやサークルのこと以外にアルバイト経験があります。
ほとんどの学生はアルバイトをしているので、面接で「アルバイト経験」について質問されることは事前に想定しておくべきです。
そこでこの記事では面接で「アルバイト経験」について質問された時の適切な答え方についてまとめてみました。
面接官が「アルバイト経験」を質問する意図
面接官が学生にアルバイト経験を質問する理由は主に以下の2つです。
- 学生の人柄を知るため
- 学生の仕事に対する姿勢を知るため
アルバイトでの経験を聞くことにより面接官は学生の人柄を知ろうとしています。
学生がするアルバイトは居酒屋などの飲食店や家庭教師や塾講師などと、だいたい皆一緒です。
しかし、そのアルバイト経験を通して感じることは人それぞれ異なります。
学生がアルバイト先で「何を目標にしたのか」や「どのような困難に会ったのか」又は「何を学んだのか」ということは、学生個人の人柄や価値観を反映します。
面接官は学生にアルバイトに関する質問をすることにより、学生の人柄や価値観を知ることができるのです。
また、アルバイトといえども仕事なので、学生の仕事に対する姿勢もアルバイト経験を通して知ることが出来ます。
「仕事に対する全体的な考え」などをアルバイト経験を通して知ることにより、面接官は「学生が社会人として適切かどうか」や「社風に合うか」をチェックしようとしています。
「アルバイト経験」を聞かれた時の適切な答え方
面接で「アルバイト経験」について質問された時の回答例は下記の通りです。

アルバイト経験はありますか?

私は大学に入学してから現在までの間、居酒屋でアルバイトをしています。
居酒屋のアルバイトではお客様が私に何かを頼む前に、お客様を観察し何を欲しがっているのかを考え提案できるように常に気を配っていました。
お客様目線で常に考えていた私の居酒屋でのアルバイト経験は、将来どのような仕事をしたとしても活かすことが出来ると考えています。
上記の回答例のように回答する際に抑えておきたいポイントには下記の2つがあります。
- 何を身に付けたのか語る
- 会社に入ってからも活かせることを語る
それぞれ説明していきます。
何を身に付けたのか語る
アルバイト経験を話す時には何を身に付けたのかを話すようにしましょう。
バイトをして身に付けた能力自体をアピールするだけではなく、その能力を習得した過程も含めて話を出来れば、将来その学生が他の能力も身に付けられる可能性もあることを示すことが出来ます。
会社に入ってからも活かせることを語る
アルバイト経験を通して成長した部分を話す時には、必ず面接を受けている会社で実際に活かすことのできる能力を話すようにするべきです。
上の例の場合だと「お客様目線で常に考えること」という普遍的な働く上で大事になってくる能力を、アルバイトで身に着けたこととして語っています。
まとめ
上述したように、面接で「アルバイト経験」について質問された時には、学生時代のアルバイト経験を通して「何を身につけたのか」を意識して話すようにしましょう。
また、面接の場で「学生時代のアルバイト経験」について話しをする時には、会社に入社してからも活かすことができる体験を話すようにしましょう。
以上、面接で「アルバイト経験」について質問された時の適切な答え方、についてでした。