
テレビ・インターネット・新聞などは広告収入を主な収入源にしています。
その裏で、広告主とメディアを繋いでいるのが広告代理店です。
本記事では広告代理店業界を受ける学生の志望動機と、広告代理店業界の特徴についてまとめました。
広告業界を受ける時に使える志望動機
広告業界を受ける時に使える志望動機には下記のようなものがあります。
- クリエイティブィティーが発揮出来る仕事に魅力
- 広告に強い興味をずっと持っていたから
- 「モノの良さを的確に伝える」ことに強い関心があるから
- 広告主と、メディアの両方に勝ちをもたらすことの出来る仕事に魅力
- マスメディアへの広告などの、社会への影響が大きな仕事が出来る
広告業界を受ける学生が使う志望動機で最も多いものは、クリエイティブな仕事に魅力を感じるというものです。
商品を宣伝する時は、様々な表現方法のなかから、最も広告主にとって効果の高いものを選ばなければならず、その時にクリエイティビティが求められます。
テレビなどのマスメディアへのCMアイデアを出す仕事は、社会的な影響も大きいため、憧れを感じる学生が多いです。
少し前に話題になったライザップのCMも、大手広告代理店で働いている人のクリエイティビティが関わっていることは間違いありません。
クリエイティブな仕事以外に、広告業界を志望する学生が使う志望動機は、「広告に強い興味を持っているから」というものです。
学生時代にマーケティングの勉強をして、広告に強い興味を持ったというストーリーと共に志望動機を作り上げる学生は多いです。
広告業界の基本情報
平均年収 | 593万円 |
平均勤続年数 | 6.9年 |
平均年齢 | 34.8歳 |
労働者数 | 15,294人 |
業界規模 | 4兆3,291億円 |
広告業界の平均年収は593万円です。
このデータは電通、博報堂などの大手広告代理店から、小さな広告代理店まで含まれているので、参考程度に捉えて下さい。
平均勤続年数も6.9年と、決して長い水準ではありません。
主要な広告会社の各種データ比較
会社名 | 総合職初任給(※1) | 平均年収(※2) | 3年後離職率(※3) | 参考リンク |
電通 | 月給:240,000円 | 1273万円 | NA | 新卒採用サイト |
博報堂 | 年俸:3,420,000円 | 1088万円 | 6.2% | 新卒採用サイト |
アサツーディ・ケイ | 月給:244,000円 | 756万円 | NA | 新卒採用サイト |
大広 | 月給:234,600円 | 700万円 | NA | 新卒採用サイト |
サイバーエージェント | 408万円(年俸) | 703万円 | NA | 新卒採用サイト |
※1: 総合職初任給は各会社の新卒採用サイトから抜粋 ※2: 平均年収はマイナビウーマンこっそり年収チェッカーより抜粋 ※3: 3年後離職率は就職四季報2019年版 より抜粋。各会社の残業時間や残業代、有給消化、ボーナス、平均勤続年数などの、より詳しい情報は就職四季報2019年版を購入すれば確認出来ます。 |
広告会社の業界マップ
分類 | 社名 | 特徴 |
電通 | 電通 | 国内最大手 |
サイバー・コミュニケーションズ | インターネット広告の企画・販売の大手 | |
電通イージス・ネットワーク | イギリスの会社 | |
博報堂DYホールディングス | 博報堂 | 生活者の市場調査を多く手掛ける |
大広 | アジアでの事業展開に注力 | |
読売広告社 | アニメ、不動産動向に強み | |
博報堂DYメディアパートナーズ | 広告枠購入、コンテンツ開発 | |
kyu | マーケティング事業の独立組織 | |
インターネット広告代理店 | サイバーエージェント | メディア事業も好調 |
セプテーニ・ホールディングス | ネット販促やコンテンツへと事業を拡大 | |
オプトホールディングス | ビックデータ活用支援事業 | |
日経業界地図 2019年版参照 。日経業界地図 2019年版を購入すれば、より細かい業界情報を知ることが出来ます。 |
電通・博報堂は多くのグループ会社や子会社を持っているので、上記の表にまとめました。
テレビ向け広告の代理店としては電通・博報堂に続いて、アサツーディ・ケイという会社も有名です。
インターネット広告業界は依然として大きく伸びているため、インターネット広告代理店の伸びが期待されます。
2020年の東京オリンピックまでは、日本の広告業界はより一層の活性化が見込まれます。
広告業界での代表的な会社
広告業界での代表的な会社には下記があります。
- 電通
- 博報堂DYホールディングス
- アサツーディ・ケイ
- デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム
- サイバーエージェント
広告を掲載する媒体は、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌、インターネットという5つがあります。
最近はインターネット広告費が伸びており、新聞広告費を抜き、第二位にまで上がりました。(下記グラフ参照)
これからもインターネット広告費は伸びていくことが予想されます。
就職活動をする大学生は「将来の伸び」というのもふまえた上で、選考を受ける広告業界に属する会社を選ぶべきです。
以上、『広告業界を受ける時に知っておきたい志望動機と各種データ比較(初任給/平均年収/3年後離職率)』という話題についてでした。