
日本の自動車業界は、世界でも依然として高い競争力を誇っています。
これまで日本の産業を引っ張ってきた自動車業界は、学生の間で人気の就職先となっています。
そんな自動車業界を受ける学生が使える志望動機についてまとめました。
自動車業界を受ける時に使える志望動機
自動車業界を受ける時に使える志望動機には下記のようなものがあります。
- 車が好きだから
- 車の安全技術に興味があるから
- HV、PHV、EV、FCV、などの次世代カーの研究開発に携わりたいから
- 大学で勉強した内容を活かせるから
- 日本の主要産業である業界で働くことにより、日本に貢献したいから
自動車業界を志望する理由として最も多いものは、やはり「車が好きだから」というものです。
子供のころに自動車を好きになったエピソードなどと一緒に、自動車が好きなことを語れれば、立派な志望動機を作ることが出来るはずです。
自動車会社がメインに取り組んでいる「安全技術」に絡めて志望動機を作る学生も多いです。
自分があった交通事故の経験などのストーリーを使って、「安全な車社会を実現したい」のような形で、文章を作れば、納得感のある志望動機になります。
次世代カーに関する興味関心も、説得力のある志望動機になります。
水素自動車や電気自動車などは、将来の車の中心になることが予想されるので、ここに魅力を感じる学生は多いです。
また、自動車業界は日本の基幹産業なので、そのことを志望動機にすることも出来ます。
「日本を支える自動車業界で活躍したい」などという形で、志望動機を作っている学生は多いです。
工学部の機械系や電気電子系、又は、理学部の物理系の勉強をした学生は、志望動機として「大学で勉強した内容を活かしたい」ということを志望動機にすることが出来ます。
自動車業界の基本情報
平均年収 | 688万円 |
平均勤続年数 | 17.5年 |
平均年齢 | 39.9歳 |
労働者数 | 206,811人 |
業界規模 | 60兆3,720億円 |
自動車業界の平均年収は688万円と、比較的高い水準になっています。
平均勤続年数は17.5年と長め、平均年齢は39.9歳と比較的高いです。
日本を支える主要産業であるだけあって、業界規模は約60兆円と、非常に大きいです。
労働者数も20万人ととても多いです。
主要自動車メーカーの各種データ比較
会社名 | 総合職初任給(※1) | 平均年収(※2) | 3年後離職率(※3) | 参考リンク |
トヨタ自動車 | 学部:204,000円 修士:220,000円 博士:260,000円 |
831万円 | NA | 新卒採用サイト |
ホンダ | 学部:211,000円 修士:236,600円 |
665万円 | 2.9% | 新卒採用サイト |
日産自動車 | 修士:231,000円 学部:209,000円 高専:180,850円 |
818万円 | 0% | 新卒採用サイト |
マツダ | 博士:260,000円 修士:226,000円 学部:204,000円 高専:181,000円 |
680万円 | 2.8% | 新卒採用サイト |
スズキ | 修士:226,000円 学部:204,000円 |
657万円 | 9.2% | 新卒採用サイト |
三菱自動車工業 | 修士:226,000円 大卒:204,000円 高専:180,200円 |
667万円 | 5.1% | 新卒採用サイト |
※1: 総合職初任給は各会社の新卒採用サイトから抜粋 ※2: 平均年収はマイナビウーマンこっそり年収チェッカーより抜粋 ※3: 3年後離職率は就職四季報2019年版 より抜粋。各会社の残業時間や残業代、有給消化、ボーナス、平均勤続年数などの、より詳しい情報は就職四季報2019年版を購入すれば確認出来ます。 |
国内販売台数順位と各会社の特徴
国内販売台数順位 | 社名 | 特徴 |
1位 | トヨタ自動車 | 最大手。販売台数世界首位 |
2位 | ホンダ | 二輪車販売世界首位。アメリカで売れている |
3位 | スズキ | インドで売れている。小型車、二輪大手 |
4位 | ダイハツ工業 | 軽自動車大手、トヨタが51.2%出資 |
5位 | 日産自動車 | フランスの自動車会社ルノーの傘下 |
6位 | マツダ | ディーゼルエンジン好調、トヨタと包括提携 |
7位 | 富士重工業 | 自動ブレーキ「アイサイト」、トヨタが16.5%出資 |
8位 | 三菱自動車 | 三菱重工の持ち分適用会社 |
日経業界地図 2019年版参照 。日経業界地図 2019年版を購入すれば、より細かい業界情報を知ることが出来ます。 |
世界の自動車会社トップ3
世界の自動車会社トップスリーは、日本のトヨタ、ドイツのフォルクスワーゲン、アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)です。自動車業界で働いている人は全員知っていることなので、しっかりと抑えておきましょう。
これらの3社に続いて、世界で活躍している自動車会社は、フランスのルノー、韓国の現代自動車、アメリカのフィードモーターなどがあります。
近年自動車業界では、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車、自動運転などの新しい技術が注目されています。世界各社の技術開発の競争に目が離せません。
次世代自動車について
名前 | 日本語名称 | 説明 |
HV | ハイブリッド車 | エンジンとモーターを使い分ける |
PHV | プラグイン・ハイブリッド車 | 外部充電を可能にしたHV |
EV | 電気自動車 | 燃料を使わず、充電した電力によりモーターで走る |
FCV | 燃料電池車 | 燃料電池(水素と酸素の反応)を利用して走る |
次世代カーは、まとめる上の表のようになります。
ハイブリッド車はトヨタのプリウスなどが良く売れており、現在でも多くの車で使われています。
電気自動車や燃料電池車は、将来の技術開発を期待されています。
どちらの技術も、燃料不足や、地球温暖化を解決するテクノロジーなので、自動車業界を志望する学生はしっかりと抑えておくべきです。
自動車業界に興味のある人は下記の記事にも目を通して、大手自動車メーカーの初任給、平均年収、3年後離職率の比較と、業界基本情報を確認しておきましょう。