
建築機械業界に属する会社は、トラクターやブルドーザー、クレーン、ショベルカーなどを開発販売しています。
そんな建築機械業界を受ける学生が使える志望動機について、この記事ではまとめました。
建設機械業界を受ける時に使える志望動機
建設機械業界を受ける時に使える志望動機には下記があります。
- 建設機械を通じて、インフラ整備に関する仕事に携わり、社会を支えたいと思ったから
- 建設機械や、鉱山機械が好きだから
- ダイナミックな機械を開発することに魅力を感じた
- 大学で勉強したことを活かせる
- グローバルマーケットで仕事がしたいから
建築機械業界で開発、販売しているショベルカーや、ダンプカーなどの機械は、道路や、橋、ダムなどの建設現場で使われるため、インフラを支えるものです。
このため、「インフラ関係の仕事に携わって社会を下支えした」という志望動機を使うことが出来ます。
技術職を志望する学生の間でよく使われる志望動機は、「スケールの大きな機械に、子供のころから憧れを感じていたから」というものや、「大学で勉強したことを活かせるから」というものがあります。
なかには、ダンプカーやショベルカーなどの建設機械自体が凄く好きな学生も居て、そのような学生は「建設機械が好きだから」ということを志望動機にする傾向があります。
また、建設機械業界は、売り上げの多くを海外で挙げています。建設機械業界大手のコマツは、社員の半分が外国人、売り上げの8割が海外からもたらされています。(出典:コマツ)
建設機械業界は、完全にグローバルな業界です。留学経験などがあり、グローバルな仕事に強い興味がある学生は、建設機械業界を志望する理由として、「グローバルな仕事に興味があるから」というものを挙げます。
建設機械業界の基本情報
平均年収 | 599万円 |
平均勤続年数 | 15.6年 |
平均年齢 | 40.7歳 |
労働者数 | 68,883人 |
業界規模 | 6兆3,043億円 |
建設機械業界の平均年収は599万円と、比較的高い水準です。平均勤続年数は15.6年長く、平均年齢は40.7歳と高いです。
建設機械業界は、大型建設機械の売り上げ以外に、建設機械の部品交換費用を売り上げの柱にしています。
車業界などと同じように、機械本体だけの売り上げがメインのように思われがちなのですが、実は違います。
建設機械は、ハードな環境で使われることが多いので、その分、部品の破損が多く、部品交換市場が大きくなっています。
主要な建設機械会社の各種データ比較
会社名 | 総合職初任給(※1) | 平均年収(※2) | 3年後離職率(※3) | 参考リンク |
コマツ | 技術系:233,000円 事務系:212,000円 |
738万円 | 2.8% | 新卒採用サイト |
日立建機 | 大卒:208,500円 修士:228,500円 |
642万円 | 1.6% | 新卒採用サイト |
クボタ | 修士:237,000円 大学:217,000円 |
792万円 | 2.7% | 新卒採用サイト |
ヤンマー | 修士:238,000円 学部:217,000円 高専:197,000円 |
- | 2.2% | 新卒採用サイト |
コベルコ建機 | 修士:230,000円 大学:210,000円 高専:181,000円 |
- | 0% | 新卒採用サイト |
※1: 総合職初任給は各会社の新卒採用サイトから抜粋 ※2: 平均年収はマイナビウーマンこっそり年収チェッカーより抜粋 ※3: 3年後離職率は就職四季報2019年版 より抜粋。各会社の残業時間や残業代、有給消化、ボーナス、平均勤続年数などの、より詳しい情報は就職四季報2019年版を購入すれば確認出来ます。 |
ヤンマーとコベルコ建機の平均年収は不明です。建設機械業界の3年後離職率はどこもかなり低いです。新入社員の定着率がかなり高いということです。
世界2大メーカー
世界の2大メーカーはアメリカのキャタピラーという会社と、日本のコマツです。
キャタピラーが現在世界最大手ですが、アジア市場ではコマツがナンバー1です。
業界の会社分類
タイプ | 社名 |
総合 | コマツ |
日立建機 | |
ミニショベル | クボタ |
ヤンマー | |
竹内製作所 | |
クレーン | 日立住友重機械建機クレーン |
アイチコーポレーション | |
タダノ | |
加藤製作所 | |
コベルコクレーン | |
油圧ショベル | コベルコ建機 |
道路舗装機械 | 酒井重工業 |
日経業界地図 2019年版参照 。日経業界地図 2019年版を購入すれば、より細かい業界情報を知ることが出来ます。 |
建設機械業界に所属する会社には、「総合」、「ミニショベル」、「クレーン」という大きく分けて3つのタイプがあります。
建設機械業界にも新技術イノベーションの波が押し寄せています。
日本での建設機械最大手コマツは、ドローンやスマートフォンや3次元シミュレーション技術などを使って、作業効率や安全性を高めるスマートコンストラクションを開始しました。
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