国や地方自治体が提供する就職活動支援サービスは、実はハローワークだけではありません。
就職活動で利用できるハローワーク以外の公的サービスの存在を知れば、それだけで就活成功の可能性を上げることができるかもしれません。
ハローワーク以外の公的の就職活動支援サービスの1つに「サポステ」があります。
この記事では、そんなサポステに関する基本情報についてまとめました。
サポステとは?
サポステとは、地域若者サポートステーションの略称で、厚生労働省が認定したNPO法人や、株式会社が運営する、若者向けの就職支援サービスです。
サポステは、ニートなどの若者のうち、働きたいとう意思はあるものの何かしらの問題を抱えている人をサポートするための機関です。
ハローワークなどで仕事探しをするための基本的な能力向上が目的の機関なので、その役割はハローワークと大きく異なります。
参考:厚生労働省、地域若者サポートステーション(サポステ)って何?
参照:なごやサポステ
サポステの役割
サポステの主な役割は、ニートなどをしている若者のうち、働きたいという気持ちがあるのにも関わらず、
- 働きたいけど、どうしたらよいかわからない。。。
- 働きたいけど、人間関係が怖くて。。。
- コミュニケーションが苦手で。。。
などの問題を抱えている人をサポートすることです。
サポステのキャリアコンサルタントが、意欲はあるけれど様々な問題を抱えている若者一人一人に専属で相談にのり、課題・問題点のあぶりだしを行い、以下のようなステップアッププログラムなどを用いてサポートしてくれます。
- 職場見学・職場体験
- チャレンジ体験
- コミュニケーション訓練
- 農業での実習
求職者はサポステでの訓練を経て、ハローワークなどを使って、仕事を見つけ社会に踏み出すことを目標としています。
サポステの利用方法
サポステの利用の流れは以下のようになります。(参考:サポステさいたま)
- 初回相談の予約
- 初回相談
- 担当者より連絡
- 担当者と相談
- 相談&セミナーに出る
- 進路決定
上記のように、まずは最寄りのサポステに電話やメールで問い合わせる必要があります。問い合わせると、サポステの職員の人が今後の流れを説明してくれるので、それに従えば良いです。
全国のサポステの一覧は、下記の厚生労働省のページにまとめられているので、最寄りのサポステを探す時の参考にして下さい。
サポステのメリット
サポステのメリットとして挙げられるものには、下記があります。
- 長年ニートをしていて社会に出るのが不安な人でも大丈夫
- 基礎就業能力の向上をサポートしてくれる
長年ニートをしていた人や、極度にコミュニケーションが苦手な人で、就職したいけどそれ以前に重大な問題があると認識している人にとっては、サポステを使う大きな意義があります。
サポステのデメリット
一方、サポステのデメリットには下記のようなものが考えられます。
- 仕事を探したい人にとっては時間の無駄
コミュニケーション能力研修などの、基礎的な就業能力向上を必要としていない人にとっては、サポステは時間の無駄です。
そのような人は、いきなりハローワークなどで仕事を紹介してもらい、正社員になるために努力をするべきです。
以上、『サポステに関する情報まとめ』についてでした。